2017. 11. 1.

今日は大人気の版画のお話し第四弾!

ゆうじろうです。
いつも僕のメルマガを読んで頂いてありがとうございます。


今日もこうしてメールを読んでくださっているということは、
僕のメルマガに興味を持って頂けている証拠かなあ、と思います。

ありがとうございます。


さあ今日は版画シリーズ最後のお話をしたいと思います。


技法はずばり、シルクスクリーン!!

あなたも一度は耳にしたことがあるのではないだでしょうか。


さて、シルクスクリーンは版画の中では特殊な技法です。

何が特殊かというと、
版画は普通、版と紙をくっつけてインクを写し取るものですから、
どうしても絵が反転してしまいます。

ですがシルクスクリーンの場合は反転しないんです。


言葉で説明すると難しいのですが、
シルクスクリーンは、特殊な布(スクリーン)の上にインクを載せ、
それを下に押し出すことで印刷します。

この時に、インクが落ちる部分と落ちない部分を作っておく、という方法です。

そのため、他の版画のように反転する必要性がないのです。


これを専門用語で「孔版(こうはん)」と言います。


シルクスクリーンは、昨日話したリトグラフに比べると、
グラデーションの表現にはあまり向いていませんが、
色面分割的な、ぱきっとした表現にとても向いています。


シルクスクリーンはTシャツなどにも刷れるので、商業目的でもよく使われます。


最近では立体に印刷するスクリーンプリント技法などもあるようです。


シルクスクリーンの有名な作家で言うと、
やはり、

ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルですよね(^^)


アンディウォーホル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AB


彼のマリリン・モンローのシリーズはあなたも一度は目にしたことがあると思います。


彼の作品は、社会に対して、

「芸術は一部の上流社会や、限られた人のものではなく、
もっと大衆的で開かれたものであるべきだ」

という強い主張が込められています。


そのため、普段街で目にする
マクドナルドやコカ・コーラのデザインを始めとしたモチーフを、
シルクスクリーンで大量にプリントする、ということをやっていたわけです。


そのため彼は自分の作品に対し、

「誰が刷っても全く同じになるから意味がある」

と言い切り、

「だからこそポップ(大衆的)なんだ」

と、社会的なメッセージを込めたわけです。


これがよく言う「クール」ってやつですよ。


アンディウォーホル以降から、ニューヨークを中心に芸術の概念ががかりと変わりました。

それまでは、作品の力や、(言葉にすると安っぽいですが)絵に込められた画家の魂が重視されていましたが、彼の出現以降は、そうではなく、

社会に対して、ただ何かを提示する、といういわゆる

「現代アート」

が主流となっていったわけです。


この流れは、芸術を語る上では非常に大きな転換です。

シルクスクリーンという技法は、時代の転換の立役者だったというわけです。


こうして考えてみると、技法というものはとても面白いですよね。


今日はこんな感じで、シルクスクリーンという技法について語ってきました。

絵画・デザイン専攻に進まれる方は、
多くの大学でシルクスクリーン演習を取り入れていますので、
是非楽しみにしていて下さいね(^^)


それでは今日は失礼します。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

では明日のメルマガをお楽しみに!!


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